まったく、人がせっかく調子を取り戻しかけているというのに。
金曜日に『金曜日』がなんて事をしてくれるんだ。
それに流される報道メディアもメディアだ。主体性はないのか。


本日、松浦亜弥の熱愛が発表された。
以前から噂のあった、某アイドルユニットのK氏。Tでも可。
正直、あまり好きではない人だけに、不満も大きい。
だが、他人の恋愛事情。ムキになる方が子どもである。
とはいえ、この胸を貫くような「衝撃」は何だろうか。


かつて「Ayaya-Style」というファンサイトが存在した。
何を隠そう、隠す必要さえなく、俺は其処の住民だったのだ。
住民とは、要するに、訪問者のこと。何故かそう呼ぶ。
それはさておき、
当時だったら、今回の話題に関して、とてもじゃないが触れられないだろうが、
サイトが閉鎖された今となっては、言いたい事を素直に言ってしまおう。
本当なら、差し障りのない文章で済ませてファンの気持ちを大切にしたいが、
どうせ俺は「あややファン」ではないんだし、
今の精神状態では「アイドルなんて糞食らえ」な気分だ。
あとで反省することが目に見えつつ、書いちゃえ。


とにかく、熱愛報道は許せない。
特に好きでもないアイドルだったら「ま、しょうがない」程度で流せるが、
あややみたいな、一般的にも「大物」アイドルの場合、
知らされた方は心中穏やかではいられないはずだ(とっても誇張表現)。
言われるまでもなく、
アイドルといえども普通の人間。恋をすれば、結婚もする。犯罪だってする。
だから、熱愛が発覚したところで、何の不思議はない。
その事を承知しているからこそ、悲劇度が大きいような気もする。
アイドルを応援しているファンの心理状態は、幻想感がある、
つまりはイメージの中で生きているのではないだろうか。
擬似的恋愛と呼べるかもしれない。ヴァーチャルラヴとでも言うのか。
その世界では、主役は、言うまでもなく自分自身である。
最高のパートナーに、好きなアイドルがいるのだ。
2人がどのような世界で生活されているのかは各自次第だが、
少なくとも共通する要素は「排他的である」ことだといえる。
念のために言っておくが、例外要素も存在するだろうが、
それについて言及すると細かい話になるので、今回は無視している。


「あのアイドルは自分のモノだ」
まさに独占欲。現実とは所詮、虚構の理想にすぎない。
真実は、自分自身の脳内に存在する。そう言っても過言ではない筈。
ファンの程度も大なり小なりあるとはいえ、
それに比例して、アイドルの熱愛を知った時の衝撃もまた、
大なり小なりなのだといえる。
したがって、今回のあややの件に関しては、
衝撃が大きかったことから、俺はかなりのあややファンだと分かった。
これも念のために言っておくが、
俺の衝撃が大きい理由が、単に「俺が現実的な恋愛をしていなかった」ということに
あるのではない。あくまで「ファンとしてあややを想っていた結果」にすぎない。
ただし、その根底にあるのは、
アイドルへの偏見、すなわち、
「アイドルはファンを愛し続けなければならない」と考えていたからだろう。
要するに、恋愛は御法度なのだ。
アイドル業を仕事と捉えるならば、恋愛はファンに対する裏切り。
恋愛をしたら最後、「彼女はもうアイドルではない」と考えるだろう。
そのような誤解が、今回の悲劇における最大の原因ではないか(ミラクル誇張)。
これは、自覚云々の問題ではないような気がする。


さて、
かくして「あややの熱愛」は、初めてメディアで発表された。
もう噂は噂ではなくなったのだ。
「友達以上の付き合いはありません」などという、
申し訳程度にもならない言葉に騙されるはずがない。
素直で、敬虔なファンだったら納得してもらえるかもしれないが、
俺みたいな、物事を批判的に視る目が肥えた人間には、
「それが逆に事実を認めちゃってるんだよ」と思えて仕方ない。
だから、以前に掲示板で書いたわけだ。
「熱愛報道は絶対に止めてくれ」と。


まあ、俺も多少は大人になったというか、成長したというか、
どちらかといえば、人間的に丸くなったと表現するべきかもしれないことだが、
「そっか、アイドルでも好きな人がいるんだね」と思えるようになった。
今回の報道に対し、かなりの衝撃はあったものの、
冷静さを失う程ではなかった(前代未聞の誇張表現)。良かった。


それにしても、
未だに分からないのは「人を好きになる気持ち」。
いや、「好き」くらいなら分かる。「愛する」も、何となくだが分かる。
22歳になっても理解できないのは、
「付き合うことの目的は何か?」ということ。
こう書くと、
「そんなものなんてないよ」
「はぁ? お前、馬鹿じゃねえの」
「好きな人と長く一緒に居られるじゃん」
あるいは、
「何となく、かな」
という回答が返ってくるような気がする。
さらに追求されて、
「もしかして付き合ったことないの?」
「告ったこと、ないの?」
などと、なぜか責めるような口調で言われ、
「勇気を出さなくちゃ」
「人は付き合って初めて好きになるんだよ」
という具合に、訳の分からない励ましを受ける気がする。


しかし、「勇気がなくて告白ができない」のは間違いと言わざるを得ない。
好きな人に「好き」と言うことくらい、
ネットで知り合った人とコンサート会場などで会話をすることに比べれば、
どうってことはない。事実、1度だけだが、告白したことがあるのだ。
ただ、それから先について考えが出てこないのだ。
付き合って、それからどうする?
「そんなの付き合ってから考えることだよ」
なるほど。もっともな意見だ。
「最初のうちは、話をしたり、何処かに出掛けたりすればいいんだって」
「今はメールという便利な道具があるじゃないか」
ほう。随分と愉快な意見ではないか。
はっきり言って、どれにも興味はない。
話をするくらいなら付き合う必要なんかないと思う。
それに、出不精だし、たとえ出掛けるとしても1人で出掛けたいと思うだろう。
カップルで映画館に行く人の気持ちが分からない。
また、メールは、基本的にやらない。
PCメールなら、まだしても構わない方だが、
携帯メールは打つのが面倒なので、長くは続けられない。
高橋愛ばりに「おう」の一言で何事も済ませたいものだ。
そう考えると、愛ちゃんとは気が合いそうだな(笑)。


よし。今日は言いたいことを言ったぞ。
いやいや、まだ遠慮しているな、俺。
いつの間にか、「僕」から「俺」に変化してるし。調子が良い証拠だな。
これからは「俺」で書いていくことにしよう。
ていうか、あれ? 何の話だっけ。
そうだ、あややじゃないか。ま、おめでとう。というか、気をつけて。
ファンというのは、時として、好きなアイドルにも牙をむけるモノ。
願わくば、それは小説のような虚構の物語であってほしい。
最近は、物騒だからね。
現実的な意味でも、気をつけて、これからも仕事を頑張ってほしい。
俺は俺で、自分のできる範囲で応援していくから。
事実がどうであれ、
俺が正直な気持ちをもってあややを見ている時は、
あややが好き」なのだから。
そうだな、俺が見ていない時にあややは別の誰かに恋をしている、
なんて考え方をするのも面白いかもしれない。
また、
メディアはメディアで、
仲の良い2人の関係を乱すような報道はしないでもらいたい。
だから堀江氏に批判されるんだ(そりゃ違う)。


ええっと、
生まれてから1度も女性と付き合ったことがありません。
友達が誰かと付き合っているとか、結婚するとか聞かされて、
「はあ、そりゃおめでとう」
と思い、羨ましく思う日々が続きますが、



ぜろどる皇は「恋人募集中」



とは、絶対に言いませんので(笑)。
「孤独でいたい」というか、今のところ自分だけで充分です。
他人と共存することが「社会」なんでしょうが、
「まだ若いのだから」という理由で誤魔化したいと思います。
好きな事(例えば趣味)をして生きていきたいのです。
あるいは、
今は「田中れいな」を好きなままでいさせてください。


夢や理想が、他人の言う意味不明な「現実観」によって踏み潰されるのって、
殺人同様に残酷だとは思いませんか?
(もっとも、そう言ってしまうと、俺自身、無罪とはいえないが・・・。)