昨日に引き続き、映画を観てきました。名探偵コナン『水平線上の陰謀』。
劇場版コナンは毎年観ています。もちろん、劇場でも、レンタルでも、テレビでも。
テレビ放送を観る機会は減ってしまいましたが、漫画は買っています。
金田一少年の事件簿QEDに並んで、好きな推理漫画のひとつ。


個人的には、過去の劇場作品の中では最高に面白かった。
アニメ映画を観て泣いてしまったのは、久しぶり。


一言で感想を述べるなら、
「何処にいても必ず俺が見つけるさ」


今作は、かなりコナン(新一)に感情移入しました。
蘭を想う気持ち、そして蘭が新一を想う気持ち。
今の俺には非常によく分かります。いや、分かりたい、そんな気分です。


コナンみたいなピンチが現実で起こる可能性は低いだろうし、
第一、起きたとしても解決できるだけの能力が俺にあるとは思えません。


ただ、劇中で蘭が言っていますが、


「あたしの事みていないようで、ちゃんとみているんだね」


こんなふうに思われるような人間になりたい、もしくは、
相手の変化を感じ取ってあげられる、相手を思いやる気持ちのある、
強く、優しい人になりたいと思いました。


とはいえ、俺も見ていますよ、いろんな所を。
「あ、髪型が違うな」とか「かわいい服を着ているな」とか。
「あれ、機嫌が悪いのかな?」「元気がないみたいだけど心配だな」


これって、アイドルおたくなら、誰もが身に付けている視点だと思うけど?


さて、映画の感想なんですが、
駄目です。新一(コナン)はかっこよすぎです。
今回は、毛利小五郎も目立っていたし。正直、憧れました。


メインの謎解きなんですが、
最初のシーンで犯人に気付きました。予想の段階、ってことですけど。
写真が飾ってありましたもんね。動機に「怨恨」を考えれば、お約束というか。


他にも、結構意味のあるシーンがいくつかあって、
伏線と呼べばいいのかな、そういう部分を発見するのも楽しめると思います。


毎度の事ですが、犯人を当てるだけがミステリィの楽しみではありません。
謎を解くための論理的筋道や、あるいは単純に登場人物の視点に移入してみたり。
たかがアニメ、されどアニメ。


あなどれません。