占いに関して、蛇足。




生年月日、つまり生まれた瞬間の太陽と星との位置によって、
性格や人生について判断する、いわゆる「占星術」は、
古代より用いられている伝統的かつポピュラーな占術である。
これを応用した占いは多々見られるものの、
占いに対して「超術的な要素」を求めるならば、
もっとも信頼できるものは「占星術」を置いて他にはないだろう。


ただ、その占星術でも、
「合っている」部分と「合っていない」部分とがある。
本来ならば、そういった誤差というのは生じないべきだ。
では、何故そのような結果になるのだろう?


もちろん、その答えは簡単だ。
一言でいえば「生まれた環境が違うから」である。
ここで言う「環境」とは、
育った場所における「地理」の意味だけではない。
それ以前の先祖の「環境」、すなわち、
「血縁的な要素(遺伝子)」も忘れてはならない。


だから、結果的に「あまり合っていない」と感じたり、
あるいは「占いなんてあてにならない」と非難するのだろう。
しかしながら、それは本質的な意味で誤りであると、
今回は簡単に述べるだけに止めたい。


もし「確実に当たる占い」を求めるならば、
現存するすべての占いは統合されなければならない。
生年月日だけではない、
もっと遺伝的な部分、たとえば「顔相」も忘れては駄目だ。
普段の口調が奏でるリズムも重要だ。
「声」というのは、実に大切な判断材料だからである。
あらゆる正確なデータを元にしないと正しい観測結果を予想できない。
それは「天文学」における基本事項である。