田中さんの現状は如何に?

言わずもがなだが。




最近の田中さんの様子が気になる。
なのでコンサートに行きたい。でも行けない。
だって仕事で忙しい(暇がない)から。


いつだったか「スキというキモチはいろいろある」とか何とか、書いた気がする。
それに気付いておきながら、「どうして今までこんな事で悩んでいたのだろう」と自分を不甲斐なく感じた。
言うまでもなくオレは田中さん(田中れいな)が好きだ。
しかし、オレには彼女がいる。そして彼女のことがもっと好きだ。
そのはずが、未だにオレの心の中には田中さんがいる。
「これは浮気ではないか?」
もちろん、田中さんはアイドルだ。
いくら妄想癖のあるオレでも現実的かつ冷静な判断力はもっている。
田中さんへの想いと彼女への想いは違うもの。
でも、それはいったいどう違っているのだろうか?


例えば、オレはツナ(シーチキン)が好きだが、ツナと付き合いたいとは思わない。
せいぜい、「ツナと結婚すればツナではなくそれは妻だ!」という冗談が出てくるくらいだ(「ツナは女性なのか?」というツッコミは受け付けない)。
幸いにも田中さんは人間なので、オレは可能性的には付き合ったり結婚したりできる。
そう考えると、田中さんへの想いは、彼女への想いと全く別次元のキモチではないと言わざるをえない。
少なくとも好きな人とは付き合いたいと考えるのが自然だし、できることならば結婚していつまでも一緒にいたい。
考えれば考えるほどにオレの悩みは増すばかりだ。


そもそも、オレはなぜ田中さんを好きになったのだろう?
田中さんがデビュした当時は、当然の如く、オレは田中さんのファンではなかった。
好きという感情さえなく、どちらかといえば「なんだこいつ?」と思った気がする。
それでも一応、グループに加入する以上、メンバの一員として田中さんを受け入れる必要があった。
幾ばくかの同情心があったことは事実である。
亀井さんは客観的にカワイイ顔立ちだと思ったし、道重さんは何だかよく分からない可能性を秘めている雰囲気だった。
デビュする以前から「軽ヤン」的なイメージの強かった田中さんを見て、「こういうタイプはあまり好かれないかもしれない」と思い、「だったら逆にオレが応援してやる」と決心したのだ。
だから田中さんへの最初の想いは「愛情」ではなく「同情」だった。


いつからだろう、田中さんへの想いが変わったのは?
田中さんの頑張る姿を見て、素直に応援してあげたくなった。
というより、最初のイメージとは違って、田中さんは魅力的だった。
なんてことはない、オレの先入観が間違いだったのだ(もちろん、実はキャラクタを演じているだけかもしれない。それを承知の上で書いている。少なくとも、一切の事実にかかわらず、オレのキモチは揺るがない)。


田中さんの「なにが好き?」かと問われれば、それは「顔(ルックス)」だったり「声(唄声)」だったりする。「博多弁」もたまらなく良い。「実は淋しがり屋な部分」とか。
ただ、それがあるから田中さんが好きというより、田中さんが好きだからこそ、そういった部分に対して「愛情」を感じるのではないかと思う。
博多弁を喋る人なんて、世の中にはいっぱいいる。
そうじゃなくて、田中さんの喋る博多弁が好きなのだ。
その延長線で「博多弁が好き」なのである。他の部分にもあてはまる。


このように田中さんへの愛情は募るばかりだが、「じゃあ、彼女よりも田中さんの方が好きなのか?」と問われると「どっちも好き」あるいは「どちらかは決められない」などと答えてしまうだろうが、「地球最後の日に、彼女と田中さんのどちらか一方としか一緒にいることができないとしたら?」という、常識的にはあり得ない選択肢に迫られた時、迷わず「彼女」と答える。それは間違いない。間違えることすら想像できない。
この違いは、どこから生まれるのだろうか?
言い換えれば、同じ「好き」にも違うカタチがあるみたいだ。


もしかすると、オレは単純に「肉体」を望んでいるのかもしれない。
はっきり言えば、田中さんはリアルではない。付き合っているわけではないし、側にいるわけでもない。もっと言えば、田中さんはオレを認知しているはずがない。
そんな田中さんより近くにいる彼女を選ぶのは、人間的にも自然な欲望だと思う(本当に欲望なのかは不明である)。
かといって、オレが彼女の身体しか求めていないと言われれば「ノー」だし、田中さんの身体を求めていないかと言えばそれもまた「ノー」だと思う(はっきり書いたぞ!)
つまり、オレにとって彼女こそがリアルだが、田中さんをリアルだと思わないかといえばそうではないのである。
田中さんが経験してきたことは我が身のように気になるし、これからどんな成長を遂げるのか親身になって見守ってあげたい。
「ひょっとして彼女よりも田中さんを想う時間の方が長いのではないか?」
そう思った時からオレの悩みは始まっていた。