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頑張る、という言葉がある。
これを社会の現状に照らして考えるならば、結果を出すという意味であって、残業を何時間もしたとか、休憩時間を削って働いたとか、極端な話、たとえ過労死になっても何も残らなければ意味はないのだ。
兵士が単独で敵将軍に戦いを挑んで首を獲らぬまま死んで誰が認めてくれるだろう?
「アイツは(アイツなりに)よくやった」
所詮、その程度の結果である。つまり、これが「頑張る」の本来の意味なのだ。
だから、「仕事を頑張る」というのは、見方を変えれば「結果を残せない可能性がある」と表示しているのと同じである。
さて、どこからが「結果」なのだろうか?
求められる力量は個人の地位や経験に応じて異なる。時々、評価を過って個人の能力以上の結果を要求されることもある。下級兵士が敵軍を全滅させるようなものだ。
ま、言い古された一般論だな。
大抵の人間は微々たる結果しか残せないものだ。仕事内容やキャリアにかかわらず。
アイツは結果を残したのに。
ならば結果を残したアイツはなぜ今いない?